働き方の多様化
近年、長引く不況や経済動向の悪化、雇用環境の悪化から働き方について様々なことが考えられています。
今までのように一度就職したら永遠にその会社に勤め続けるということが当然ではなくなっています。
会社も退職まで続く保証がないですし、働きながらさらに良い条件の職場へと転職することも一般的な選択肢となりつつあります。
このような流れによって働き方も多様化しています。
多様化する働き方の中で最も顕著なのが独立する人の多さです。
昔よりも企業することへのハードルが下がっており、個人事業主が増加しているのです。
フィットネスジムはプライベートの時代
個人での事業を始める際には、皆が自分の特技や身につけた資格や技術を生かして仕事を行うものです。
それと合わせて社会のニーズにあっているものやオリジナリティのあるものを取り入れて事業を行うのが一般的です。
そのような流れから、最近ではプライベートジムが流行しています。
プライベートジムというのはマンション内で開業しているフィットネスジムです。
中にはテナントで入っているところもありますが、プライベートジムは多くがマンションのような小さな空間での営業が主です。
ジムに通う人は様々な目的を持って通うものです。
日頃の運動不足を解消したい、美しい体を手にいれたい、ダイエットしたい、メタボリックシンドロームを解消したい、といったことを考えてジムに通うことを選ぶものです。
このように目的を持ってジムに通っているのですが、ジムに通うときに多くの人の中でトレーニングをするよりも個人的にトレーニングをうけたいと考える人が増えています。
これは、個人的に受けることでより詳しくトレーナーと体づくりについて話ができること、ダイエット中の気になる体を他に見られず済むこと、自分のスケジュールと専属トレーナーとのスケジュールが合わせやすいことなどがあります。
フィットネスジム開業に適したマンション物件
マンションでのフィットネスジム開業を目指す際、誰でもどこでも始められるわけではありません。
物件探しは特に大変なものです。
マンションというのはその多くが居住のみが許されており、そこでの営業が禁止されていることが多いのです。
店舗としての開業が許されている物件を探し、オーナーや管理会社にジムとしての営業が可能であるかの確認と許可を得る必要があります。
店舗利用とされている物件でも、業種によっては営業が禁止されていたり、ジムのような機材を入れる場合には耐震性の問題や騒音トラブルの観点から断られてしまうこともあるのです。
また、中には1日に数人しか訪れないから営業をしてもバレないだろうと考えて、居住専用マンションで秘密に開業をするという例があります。
このようなことをすると、万が一管理会社が開業していることに気づいたり住民からの通報が入れば、違反行為として営業が停止となるだけでなく立ち退きを命じられることもありますから絶対に避けるべきです。
営業上の戦略としても、ジムを開業する場所はよく考える必要があります。
例えばビジネスマンをターゲットとしたジムを開業したい場合は、できるだけ街に近く会社帰りに寄りやすい場所を選ぶ必要があります。
主婦をターゲットにするのなら住宅地が適していますが、家賃の安い地域を選ぶと、ジムに通う経済的余裕のある主婦が周辺にあまりいない可能性があります。
提供するサービスの内容と価格帯によりますが、ターゲットが多そうな地域に近く、地価が変わる場所にジムを構えるのは有効です。
他にも、同業者が周辺にいないか確認することも大切です。
同じマンションに個人ジムが3件入っていたりすると、お客さんの奪い合いになってしまいます。
事前にしっかりとリサーチしましょう。