「前向きな意見が出ない」、「会議が煮詰まる」、「活性化しない」など会議中の悩みはありませんか?
もしかしたら、会議室のレイアウトが影響しているのかもしれません。
ちょっとした工夫や空間の使い方で、アイデアや意見がどんどん飛び出す、そんな生産性が高い会議室を作ってみましょう。
会議室のレイアウトを変えてみよう
会議室には、プレゼンやミーティング、重要事項の発表など、様々な目的によって最適なレイアウトがあります。
ここでは、基本的な4つのレイアウトを見ていきます。名前とレイアウトの仕方、それにぴったりなシーンや会議を紹介します。
レイアウト:並列にテーブルを並べ、参加者が同じ方向を向くようにイスを並べる。
シーン:セミナーや講義用のレイアウトで、講師が参加者の様子を観察できます。
2.コの字型
レイアウト:コの字にテーブルを並べ、一辺をオープンにしたレイアウト。
シーン:ホワイトボードやプロジェクターの準備がしやすいので、プレゼテーションの発表などに適しています。
3.ロの字型
レイアウト:テーブルをロの字型にレイアウトし真ん中を開ける。
シーン:適度な距離感で意見が言い合えるので、重役会議や企画会議のレイアウトに最適です。
4.島型
レイアウト:テーブルを突き合わせにするレイアウトです。
シーン:距離が近く活発な意見交換がしやすいのでグループディスカッションなどに適しています。
揃えておきたいオフィス家具
上記のレイアウトができるよう、揃えておきたいオフィス家具を紹介します。
✅ 折りたたみ可動式テーブル……天板部が倒れ、重ねて収納できるのでコンパクトになります。
✅ 可動式の小型ホワイトボード……キャスター付きで動かしやすく、少人数のミーティングに最適です。
✅ 移動式スクリーン……プロジェクターを使う際、移動や収納に便利なキャスター付きのスクリーンです。
これらを用意すれば、レイアウトを自由自在に変更し、目的に合った空間を作りに変えることができます。
創造性の4Bとは~カジュアルで自由な空間づくり
アイデアがひらめきやすい環境として「創造性の4B」があります。
4BとはBathroom(入浴中やトイレ中)、Bus(乗り物や散歩などの移動中)、Bed(寝室)、Bar(バーやカフェ)のこと。
アイデアは、ストレスから解放され、多少力の抜けた状態のときに浮かんでくることが多いとされます。
プライベートな空間を除くと、バーやカフェのようなカジュアルな空間にすることが効果的です。会議室にこだわらずに会議ができるカジュアルなミーティングスペースを作ってみましょう。
ソファータイプのミーティングスペース
ファミレスや広めの飲食店のように広いテーブルをはさんでソファーベンチを向かい合わせに設置したスペースづくりです。
ゆったりとリラックスしながらミーティングを行うことができます。
掘りごたつのミーティングスペース
靴を脱いで座敷に座り、足を延ばせば、くつろいでミーティングが行えます。
特に日本人にはほっとするスタイルではないでしょうか。
廊下をミーティングスペースにする
模造紙など、大きな紙に描くとビジョンが明確化したり、発想がふくらんできたりします。
思い切って壁一面をホワイトボードにしませんか?
おすすめは廊下の壁です。
歩きながらや動きながらのほうが新しいアイデアが出やすいといいますので、廊下もミーティングスペースにしてみてはいかがでしょうか。
壁面ホワイトボードは通常のホワイトボードと違って場所も取らずスペースの有効活用もできます。
また施工方法は、壁にシートを貼るものや、塗料を塗ってホワイトボードにするなど意外と手軽にできます。
壁一面にアイデアを広げましょう。
以上、話し合いがはかどる会議室のアイデアを紹介してきました。
こちらを参考に、会議室のレイアウト変更や、スペースづくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。